MURMUR
1999.08.09 (MON.)
初めてのツーリング
(文中で名前の出てくる登場人物は
FAMILY です)今は夏休み。
私、昨年のまったくもって季節外れな冬に中古の
で、昨日初めてツーリングらしいツーリングに行ったのです。女性ライダーも3人程混ざっていると いうことで前の晩剛に誘われて気軽に「行く行く〜」などと回答したものの、あとから大きな不安を 感じてきた。免許を取って
10 余年。その間バイクに乗った日は トータルして10 日程度、しかも 10 年ぐらい昔。。。 果たして私がツーリングなんぞに行けるものなのか !? ヤストに電話して 「どう思う・・・? かなりヤバイよね・・・」とバクバクな心境を打ち明ける。とりあえず当日の朝、剛の家(=すずちゃんの家)で待ち合わせ。
CLUBMAN も剛の家のサティアン (と呼ばれている物置)にあるので。すずちゃんも日曜日の早朝に関わらず出てきて「本当に だいじょうぶなの?」と不安顔。で、少し広いところへ行って練習しよう、ということになって、 近所の公園の駐車場へ行くことに。センタースタンドで立ててあった CLUBMAN をそりゃっと前へ押したとき、 第一の惨劇(?)は起こった。「初倒し」とでもいいましょうか (T-T)/ すずちゃんの不安は更に倍。 はたして駐車場へ行けるのか。。。剛の家から公道へ出るのがチョー難関(私にとっては)。 とりあえず押して出た。走った。やった〜。・・・・・・その先には事故の名所(私もラシーンの横腹を 軽トラでどつかれたことがある)の狭い交差点。「うえ〜、曲がれないよををを」と泣きを入れつつ 曲がろうとしたが、やっぱり駄目でした。電柱と CLUBMAN に足を挟まれる。それが第二の惨劇(?) しかしそこが FAMILY の偉大なところ。あれ、自分のバイク どうしたの?(もちろん即ちゃんと駐車してあるけど)というようなハイ・スピードで駆けつけて 救出されました。駐車場になんとか着いた。しかしその頃には剛もヤストも「この人を公道で走らせては ならんっ」という固い意思を持つに至っていた。他のツーリングメンバーに電話して、「ちょっと無理そうなんで、ま、良かったらここの駐車場に 寄ってみて」という話になった様子。私は「スムーズに発進」「スムーズに停止」など色々指導を 受けながら駐車場をぐるぐる走っていた。間もなくメンバーが来た。
FAMILY も一人混ざっていたが他の人は初対面。 どれどれ、などと私の哀しいライディング(そんな立派なもんかい !? )を披露する。「行けるよ」と口を揃えて言う人々。が、目的地を「榛名湖」から「野尻湖」に変更。うをう、 すいません私のために目的地まで変えていやそんなどうぞ行ってきてください私は剛の後ろに取り憑いてとか いや本当に大丈夫なの行けるのうそでしょどう思うねえねえ、などとちょっぴりパニックになりつつ、 では
GO !!ふう、一時停止の 場所ではヤストか剛が「よし、今なら行っていいよ」と全然よそ見できない私に教えて「おしゃ」ってな 具合に私は走る。信号でもまあ一応は止まり、なんとかなってきたじゃん。と思ったりしたのも束の間。 え、スタンド?入るの?どうしても?・・・通り過ぎた。道で待った。次、え、コンビニ?入るの? どうしても?・・・なんとか入った。止めようとした。みんなぐるっと回って止めている。 そんなことはできない。どうしよう。。。思っている間にエンストした。ひえ〜、、、コケた。 自分自身は柔道の受け身かはたまた回転レシーブのごとくですりむいただけ。ヤストがまたもや “あれ?自分のバイクは?”の幻のようなスピードで飛んでくる。「怪我ないっ
!? 」だいじょうぶ。 「なんか飛んだ」・・・ブレーキ・レバーの先っちょだ。。。「記念に持って帰る?」と苦笑される。 持って帰った。実は昔乗っていた SRX250 のクラッチ・レバー先っちょも 持っていたりする。。。剛、ごめんなさい、大事に育てた CLUBMAN を。。。次は昼食タイム。なんとか止まった。サイド・スタンド出して手を離そうとしたとき「あ、危ないぞっ!」 と、ゆきちゃんが叫んだ。「へっ?」サイド・スタンドが変で、安定しなくてバイクが倒れそうに なっていた。何故倒れなかったかと言うと、いつの間にやら剛が背後で支えていたからデス。 もう、騎士に守られるお姫様状態。ほんと。本当にそのような状態。こんなことでいいのかっ
!? いっぱい助けられてうれしいと共に 落ち込んだりもする贅沢な私。。。昼食後ガソリンを入れた。初めて(本当はたぶん 10 年ぶり)の経験。なんだかうれしい。目的地に着いた。駐車しようとしたが止まる寸前に曲がるなどという芸当が私にはできず、止めようと 思った場所をまっすぐ通過して止まった。剛がウケてる。降りて押した。もちろん騎士が後ろで支えている。 記念写真を撮った。野尻湖では魚が泳いでいた。
帰路。渋滞。渋滞はいやだ。本当に嫌だ。クラッチを握ったつもりが手の感覚がもう麻痺してて 握りきれておらずエンストした。よけてエンジンをかけ直した。そのあとの休憩で 「慌てず、クラッチ握ってセルまわせばそのままエンジンかかるんだって知ってた?」と言われて 「へ〜、そうなんだぁ」という新鮮な気分 (^^;? その休憩では、「こんなことでいいのか
!? 」という私の気持ちを察知したのか 騎士たちが暖かい目で見守る中、一人で押しながら方向転換。目的地を変え、通常の半分以下ぐらいの速度で、渋滞でも追い越しもせず、なんとか進んだと思ったら エンストして後退し、真ん中に挟まれてがっこんがっこんぎこちなく動く私に一日おつきあいいただきまして、 みなさん本当にありがとうございました。呆れてもう次はないかもしれませんが、またがんばります。
なお、剛とヤストは数日後にまた懲りずにつきあってくれる予定。本当にお世話になります。 これからも。。。
はー、楽しかった。