MOVIE SOLILOQUY

 

2001.03.05 (MON.)

 

 

すごい、ここだって優に1ヵ年ぶりの更新!! ひゃ〜・・・ で、もちろんこの1年もビデオは観て ましたが、最近では「アメリカン・ヒストリーX」とか「スティグマータ」とか、「ザ・ビーチ」も観たし 当然「ボーン・コレクター」とか。  ま、「ボーン・コレクター」はいまひとつだったが。

ちなみに今日もビデオ屋で「あ〜、あたしってマークされてるわぁ」と思いつつ返したのは「クリスチーナの 館」で、その即後に借りたのが「コード」。これ観たかったんよ。ビデオ屋のおにいちゃんが 「どうしますか?」と問うので「は、何が!?」状態だったのだけど、一泊だと半額だったんだよね〜。 当然「一泊!!」と叫んで借りたのさ。

いやはや、今朝起きたら鬱だった。いや、目が醒めたときには気付いてなかったけど、結局今日は近来希に 見る鬱だったねえ。社会生活に大いに支障があったもの。原因は不明だけど、要因のいくつかはわかる。 私が馬鹿だからだ、そうだ、そうだとも! 世の中にゴロゴロと標的もなく転がっているただのゴロゴロな 甘い要因なのだ。第一に夢見も悪かった。朝から図らずもサイコな世界だったよ、確かに。 人と会うという ことがどんなに苦痛かは鬱でないとわからない。(というのも鬱からした偏見かも。)  人と関わらずに 生きていけないことの凄まじさは計り知れず、人と挨拶することがどんなにキツイかわからない。いや、挨拶 しないヤツは普通にいるけど、普通に受け答えすることのすごい普通な感じって普通の人にはわからない だろう。 明日は行方をくらましたい、などと思いつつ上司に話し掛けられても耳に掌を当てて聞こえない フリをして「お願い、時間が過ぎて」と思ったりして、あるいは「なんでここにいなきゃならないの?馬鹿 じゃない!?それを強要する権利ある!!?」的な逃げ場を捜すも甲斐なく結局時間だけが見方であった。

で、まーいーや。なんでも。だって一泊で返さなきゃならないからビールと親密に付き合いつつ 観たんだもの。

前触れはブィンセント・ギャロの新チャレ〜ンジ&「ミザリー」風。
ヴィンセント・ギャロ好きだ。繊細そうで。なのに端役だったね。そして端役でも繊細だったワ。だから 好きだ。なんかわからんけどヴィンセント・ギャロはやってんのに、端役にするかぁ!?みたいな、でも それでいて、観はじめた時点で「あら、彼ったら端役だワ。」みたいなマッチングがあったんよ。そこが またすごいかも・・・いや、たぶん。。。

ダリル・ハンナって、「スプラッシュ」で売れたせいかぜ〜んぜん眼中になかったのに、「闇を見つめる 瞳」とかイケてるわ。つーか、確かに前触れどおり「ミザリー」かもしれないんだけど、この人は誰?という ある意味怪優なジェニファーさんをどう扱ったらよいのでしょう・・・

だって、前半と後半とどれがこの人かわからないし、今度何かで観ても絶対に気付かないと思うし、
だから滅茶苦茶効いてる主役みたいなもんなのに、覚えられない貴女に同情を覚えるとともに、結局 ヴィンセントは繊細だし、ダリル・ハンナ出てる映画には期待できるかもしれない、という定説が生まれたり して、だからおもしろかったっちゅーことですよ。

ま、言ってみればヴィンセントの繊細さは好きだけれども、この間に最も感動したのはジャックの 誠意ではなかろうかと。そんな映画です。(だからどんな映画って聞かれても・・・!???)