MURMUR

 

1998.11.25 (WED.)

 

 努力する人、笑う人

 

すごく久しぶりにアップします。その間車は入院、立派な台車はバクバクものだわ、 保険屋とは喧嘩するわ、会社忘年会で上司にくだ巻いて記憶は皆無だわ、ま、いろんなことがありました。 そのまま継続していることがほとんどですが。。。

ところで、本日のお題の「努力する人」とはもちろん私のことではありません。私は天才肌だから 努力の人じゃないの。具体的に言うなら、実は天才と呼ぶような実を結ぶ宛もないので血のにじむような 努力も必要のない「天才ぶった」凡人と言いますか。。。

今日も相変わらず約束ほかされて、すずちゃんちでディナー(オヴ・セ○ン・イレ○ン)だった訳ですが、 前も見たんだけど某T○S局で放映している外国人のいっぱい出る番組(タイトルはわからない)を 今日も見ていました。いつもめちゃめちゃムカついてしまう。たけしは好きな方だが 「私が日本人の代表です」という自信たっぷりな哀れなおやじなどが真剣に話している外国人を笑う番組。 笑う前にベナン語をひとことでも話してみろっつーの。エリアリア語を話してみろっつーの。 せめて世界標準語の英語でぺらぺらしゃべってからものを言えっつーの。。。という番組なのですよ。

国には国のそれぞれの事情がある。今日、或る外国人が日本人は外国人に「いい天気ですね」と 言われるとご機嫌になるようだと言った。わかる気がした。マレーシアでは「食べました?」と聞くのが それに近いらしい。そしてどこだか忘れてしまったのだけれど、内戦やまぬ国の人がそれに該当する挨拶は 「家族はみんな生きてますか?」だと言ったらみんな笑っていた。笑う筋の話ではない。

食文化に至っても同様なくだらない話は続く。活け造りについてなど。ある外国人は 「馬は食べないでほしい」と言った。私も馬は食えない。しかし、馬は食べられないけど牛は好物、 という矛盾は人間にはとかくありがちで決して正しいことではないと思う。正しく自分のことながら 矛盾である。古い伝統ある某宗教では牛は食べない。でも鶏は喰う。国には国の事情がある。 そして馬は駄目だが牛は大好きな私はときどきベジタリアンと化す。その意図も本来の意味を追求するなら 「その靴は革製では?」という話になる。

自分が矛盾していることをまず承知しておきたい。人間が矛盾していること、お腹も空いていないのに 殺生をすることとか、我ながら嫌いな点は多々ある。でも逆に矛盾しているから気に入ってしまう点・・・ 必要のなさそうな感情だとか、民族の臭いだとか、そんなことがせつなかったり味わい深かったりする。
せめて矛盾した者同士、それぞれに一生懸命生きているなら笑う筋でないことは笑わないよう心していたいと 感じるのは私だけかな。。。