MURMUR

 

1998.02.14 (SAT.)

長野オリンピック特別バージョン その壱

 

ちわっす。烏兎丸です。すごいですね〜。 長野オリンピック特別バージョンのひとりごとですよぉぉぉ〜〜〜。
少しずつ時間をみて、ごくごく一部の感想をお伝えしていきたいと思いますのでごくごく一部の方、 お楽しみに。

 

第一弾(今回)がいまいち楽しくない内容なので、誤解なきようお願いしたいのですが、 楽しいこともいっぱいですよ。追々お知らせしますので今日のところはがっかりしないでね。

実は現在オリンピックのボランティア週間で、Mウェーブにボランティア行ってます。 スピードスケートの会場です。そう、清水選手が金メダルを取ったかのスピードスケート!!  私が参加したのはその翌日からなんだけどね・・・。朝がつらくてつらくて、 とにかく眠くて眠くて・・・。ついでに長らく、まいWOODYさんが壊れていることもあり、 どうしようかなどと思い悩みつつ久しぶりの MURMUR でござい。 こんな内輪話を公開してると知れたら、NAOCから訴えられるんじゃないかぁ? すいません、 訴えないでください。このHP自体が公開と呼ぶには忍びない状況なことだし、ごくごく一部にしか 接触できない状況なやつの言うことだから。一個人の「つぶやき」ってことで。

・・・ま、とりあえず配属となったのは、駐車場管理班と申します。 その名から想像できちゃうとおり駐車場の整理係。携帯品は誘導棒とトランシーバー。 始める前は実は結構気が重くてガチョーンときてたのですわ。でも始めてみればなかなか楽しいで ございますよ。その班の中は更に数班に分かれていて、私はメディア用駐車場係(の一部)。 ちなみに一緒に行った知り合いは選手の駐車場係であり、堀井選手のサインをもらったそうだ・・・。

・・・がっっっ、何分にもひと月近いオリンピックの内のたかだか一週間のボランティア。 その駐車場係が一カ所に定住できよう筈もない。そんな訳でサインをもらった知り合い共々 一週間の内、本日と明日は「屋島」と申す一般観客用の、Mウェーブからだいぶ離れた駐車場に 勤務となりました。Mウェーブ勤務中も悪天候の日はあったけど、今日の雨は痛かった。 心身共に痛かった。

このボランティア、まだ4日目だけど楽しいこと・・・というか、なかなかに感慨深いところが多い。
ただ正直な話、今日はひどかった。・・・と言っては世間一般において語弊があるのだろうけど、 私には合わなかった。

先ず第一に外だということで、確かに私を含めいろんな人々に倦厭されていたと思う。 行って真っ先に言われたことは“休憩なんかないからね。”という感じでした。 (そのものの言いようがまたムカつくんだよ!)

私は会社の名前でこのボランティアに参加したので、そのお陰なメリットもあるのだけど、 実は昨日も私の中でのトラブルがあった。つまり会社組合某役員に翌日「屋島」に行くというので “明日から鍛えてやる”と言われたのです。
つまり私は彼に鍛えられるためにボランティアに参加したのではない。

そして本日も誤解甚だしい別の某会社関係者に遭遇し、四苦八苦しました。
彼は私よりもかなり長いボランティア期間をずっとひたすら会場から遠い駐車場で過ごし、 会場(Mウェーブ)に対してのライバル意識=コンプレックスに支配されてしまった怪しい人です。 “俺がいなければこの駐車場は成り立たない”とか思ってる人で、実際のかっこいい責任者より 偉そうにしてる人。

約半日程度で彼に関するエピソードは山のように発生したけどそれはさておき、 私個人がボランティアに参加した意味なるものについてご説明します。

正直いって申し込んだのは、英語のお勉強をしたかったからと、一生に一度しか訪れないであろう この世界的なイベントに参加した・・・という気持ちをGETするためです。
が、参加するからには自分自身実際、この長野オリンピックにおける問題点をまじめに憂う貴重な存在で あると思うんだよね。

世界中から長野で開催されるオリンピックを見に人がたくさん訪れて、 日本でやったオリンピックは云々・・・と思いに留めるのだから、“いいオリンピックだった”と 思ってもらいたいってのは当たり前じゃあございませんか。
例え「オリンピックを成功させる」などと抽象的、かつ高尚な目的で参加した訳じゃなくてもさ。

人里離れた駐車場の入り口担当だって、“ここはそのチケットでは入れません”と延々と 歩いてきた観客に対して断ったなら、「申し訳ありません」と思うべきじゃあないのかと思う。

オリンピックは私を鍛えるためにあるのではないと思う。いろんな国から代表が選ばれて、 がんばるんだよ。世界中から見にきた人に“長野のオリンピックはまぁなかなかに良かったよ”と 思ってもらえるのならその課程で結果的に自分が進歩するのでは?

「鍛える」と断言された時になぜムカついたかというと、私を鍛えるのはあなたじゃない・・・という ことかもしれない。
自分が偉いと思っているあなたは最低よ、などと私は思うけど。

今日、私と、それから同じ場所で駐車場の整理をしていたコはバスから降りてくる見も知らない人たちに 「こんにちは」「お疲れさまです」を言い続けていた。それがいいと思ったから。 メディアの入り口に立っていたときは「お疲れさまです」「ご苦労さまです」「ハロー」を言い続けていた。 やっぱりそれがいいと思うから。

歩くべき場所でない場所を歩く人に対して注意するとき、 「申し訳ありませんが」云々と注意を促した。・・・が、誤解している人というのは 「そこは歩いちゃ駄目だって言ってるのになんで歩くんだバカヤロー」と思い、なおかつ口に出して しまっている。だけど自分はとても偉くて、ほかのボランティアの人に「鍛えてやろう」なんて言ってしまう 愚かな人なのですよ。

私はいずれにしても「オリンピックのボランティア」に参加したのである。
オリンピックを構成するためのボランティアに参加した。 誤解している人たちの手下になるためじゃないんだよ。