MURMUR

 

2010.02.26 (FRI.)

 

帰りたくて セブ

 

今日はちょっとした就活帰りにお昼マック寄ってきて、との指令を受けたついでに 「私もたまにはハンバーガー食う!」と宣言し、意気揚々と買ってきたはいいが開けてビックリ。 一個しか入ってなかった・・・。 値段で気付きそうなものだが、なにせハンバーガーあんまり買ったこと ないし、フィギュアが始まっちゃいそうでとても急いでいたので気付かずに。
「ふたつ」と「ひとつ」は似ているようでイントネーションは結構違う。「単品ですか」などと余計なことを 言ってないでひとの言うことをちゃんときけ、と食いっぱぐれた私はアングリーとハングリー・・・。

さて、前回の旅行から日も浅いけど思いがけずセブ島へ行ってきました。テニスのトモダチと。
実際ホントに思いがけなかった。きっかけはたぶん、いつも呑んでる女4人で台湾かどこかへ行こうと 呑みながら話し始めてその場は盛り上がったけれども、ありがちなことで実際は都合がどうこうで誰も 行かない、といった様子になったこと。その後あまりふたりきりで話したことがないそのトモダチだけが 「ストレスもたまっているしリゾートへ行きたい」ともちかけてくれた訳だ。
いろんな他人に否定はされるがなにせ人見知りなワタクシは若干の尻込みはしつつも「まあ、そうだね」と 答え二人で旅行へでかけることに。

いつも一人旅の私にとって、やっぱり人と一緒に旅行するのはものすごく大変だ(^^;
無職で時間はあるとは言え、いつでも打ち合わせは彼女の町まで
20km 出かけて行かねばならず、食べたくもない 夕食を苦汁を飲んで摂らねばならず、もう打ち合わせはいらんと思っても会わねばならず。。。
リゾートとは言うけれどさてどこへ行こうかという話になって、私は予定外だったのでどちらかというと 特に行きたい希望もなかったものの、ハワイに行きたい、でも飛行機長く乗りたくない、海でのんびりしたい、 山に登りたい、ブランド物買いたい、等々の日々変化する彼女の希望をなんとか統括し、実は前々から 行きたいと思っていたセブ島にまとめてしまった私は腹黒い奴。
そんな途中でも、やっとまとまったと思うと「危ないんじゃないかって周りの人に言われたんだけど」とか 言ってくる。私が「安全です」と保証することもまさかできないので「そりゃーどこへ行っても危ない のですが・・・」と答えるしかなくなんとかかんとかやっと収まる。

旅行の際はもしもの(?)ときに備えて必ず一着ワンピースを持っていく家系の私。そんな話をすると 「どうせたくさん服があるんだから私のも持ってきて」と言われて仰天。何故だーーー!!?
あまりにあり得ない話であって(もちろん人の分まで持っては行かないが)驚くのなんの。 今ではどこでどうしているのか全くわからなくなってしまったかつての親友すずちゃんならば わかってくれたと思う。イギリス一緒に行ったけど。呑みに行くにしろ、旅行だってもちろん、一着の ドレスを着るならどんなおしゃれをしようかと考えるのも楽しみのひとつに違いないと思うんだけど。 ホント、あの“持ってきて”発言は歴史に残る珍言だよなあ。。。

行きの車で偶然居合わせた老夫婦、「どちらまで?」と訊いたらエジプトへ行くと言う。エジプトで船の旅だ そうで、ならばルクソールや王家の谷なんかへも行くんだなぁと私の胸は夢に膨らんで「まあ、それは素敵 ですねぇ」と話し始めたら、彼女がいきなり「いくらですか?」と訊いたーーーっっっ( ̄□ ̄|||)


行きの飛行機で通路を挟んでフィリピン人と思しき親子が座っていた。子供は2歳くらいの女の子 マニちゃん。 やんちゃで人懐こい。はっきり言ってとてもかわゆい。おかーさんが何かするときに抱っこしたりして 三人で和気あいあい。あ、すいません四人です (^^;;;  静岡に住んでたらしいけど里帰りじゃなくて故郷に 戻るんだって。あんなに若くてかわいらしいのにがんばってるなあ。苦労してるのに笑顔がかわいいアジアの 女性たち、大好きさ。

セブ島に着いたのは夜。蒸し暑くて人がたくさんの空港の外、いつものごとく「煙草吸っていいですか!?」と 溺れた魚のように煙草を吸いまくり既に相当楽しい。街中は熱い国の景色。人々と野良犬が道端の原色の家の 前でたむろする。私にはなつかしいような恋しい眺め。車の中からしか眺めることのできない観光客の心の 景色。セント・ニーニョのお祭りの準備できらびやかな夜。ちょっと怪しい日本語のガイド、ダニエルさん。 ホテル送迎が一緒だった妙にふんぞり返ったカップルの内のギャル。彼女が降りたあと「あれは大学生ですね」 と言ってました。何故か私が恥ずかしい・・・。
ちなみにトモダチには町の眺めがショックだったそうだ。よくわからないけど夜なのに子供が外でぶらぶらして 野良犬がいるって。・・・??? やっぱわからん???
ホテルはプランテーションベイ・リゾート。「五つ星」と飛行機のママが言っていたようにかなり快適な リゾート。ひとりで徘徊する勇気のない私には十分快適。あ、ひとりじゃなかった (^^;;;

一日目はセブ・シティ観光。買い物はこの一日で済ませる。 Hush Puppies チョーお買い得品ゲット!   買い物しててもやっぱり大変。あっちの店が1円安い(間違ってんだけど、ペソだから)とかが すごく重要らしくて、スーパーでキュウリ買ってんじゃないんだからもう少しリラックスしたら?と 思ってしまう。お土産買うにも「これは高い」って、物価がフィリピンになってる。日本で 700 円のTシャツったら相当安いぜ!?  旅行の途中で見かけたもの買いそびれてもまた買いに戻ることはできないのでそこんとこ踏まえてね と言ったのに、やっぱり買えばよかったと何度か言っていた。
教会へ行き、闘鶏を観る。(これってなんだか相反した行為?) シャモさんには確かに非常にひどい残酷な 話なんだけどおもしろかった! 一回
500 ペソから賭ける。 何回賭けたかな、結局トントンくらい。私とダニエルさんとドライバーさんは盛り上がってんだけど、 トモダチは静かにしていた。一回負けてやめたからなのか、残酷だから引いてるのかと思ったら、 鳥の羽がむずむずしていたそうで・・・。   一日を終えて、本人の希望だっにもかかわらず初日に観光にしたのは疲れちゃうから失敗だったと言っていた。 別に私にはどうでも良いのですが。旅行に行って歩き疲れたからって文句言ってちゃ始まらん。

二日目、アイランド・ホッピングでシュノーケリング。ひとりずつにキャプテンとラニさんがアシストで 付いてくれて、島に着くよりも先に海へ入る。海の表面から見ても全然わからないのにマスクを浸けた途端に 目前には魚の群れが!パンを持って魚を呼ぶとつつかれまくり。すげーよ海!!
島に着いたらお昼まで自由。島の周りでまたまたシュノーケリング。わんさか魚がいるいる。コワイ位。 あー楽しいな、と思っいると「島に着いて慣れてから海でシュノーケリングして欲しかった」とまたもや謎の 発言。だんだんわかってきた。何につけても何かひとこと言いたいタチなんだな。しかも上から批判的な ことを。それでも「この人楽しいかしら」と気にはなるし、「そうだよね」と一応答えてみる。
お昼のバーベキュー完成品食べて、出発までまたちょっと海。なんとかテトラみたいな魚の群れがキラキラ してて泣きそうになった。ジンさんの誕生日に私はフィリピン。深いね〜。
夜は
SPA !!気持ち良かったわぁ。 「なかなかいいでしょ」って指導された。 私はモルディブでもグアムでもインドでもやってますケド・・・??? ま、それぞれ違うけどね。

三日目、ホテルでごろごろウロウロ。プライベート・ビーチでまたまたシュノーケリング。何度もお土産屋 さんを覗く。私はビール、トモダチはトロピカルなカクテル。リゾートじゃないですかぁ。
最後のディナーはおまけでチケットがついてた日本食となってしまった。う〜ん、ノーコメント。 でも帰りにお祭りの大渋滞だったのが私だけラッキーな気分。ゆっくり街が眺められたから。

総体的にスケジュールは希望に沿って気を遣っているようでいて、実はやりたいことは網羅しているし それぞれ満喫している私はやはり腹黒い? でも楽しくなかった訳じゃないけど人と行くのは大変。 というか、人によるかもしれない (^^;;; 逆に彼女も、今度はどこへ行こうなんて話はしつつも 一緒に行こうとは言わなかったので、大変だったのかもしれないな。ごめんね〜。