MURMUR
2006.05.31 (WED.)
帰りたくて
SPAIN
またしても激久しぶり・・・。最近モノを書く気力が続かない予感。。。毎日何をしているかと言うと、
ビールは変わらずいっぱい呑んで、ときどき映画観て、それ以外はだいたい眠くなるまでなんとなく
ゲームなんぞして夜が終わる。不毛・・・。
週に2回くらい、鳩さんと居酒屋寄ってから帰ってるし、早く帰る日もせいぜい洗濯するくらいで
あとは前述のとおり。
ヨーロッパへ行ったのは遥か昔イギリスへ行ったきり。長時間の飛行機でひざが痛くなった記憶が蘇る。。。 あの頃はヨーロッパの通貨はまだ各国バラバラだったし、しかも!機内で煙草が吸えました。。。
さすが
G.W. というもんで、私が申し込んだ先の ツアーは「英国航空指定しか空きがありません」とのことで、別段どこの飛行機でも構わないのだけど、 少し割高な指定経路となりました。しかし、ヒースロー空港でわずかな乗り換え時間の貴重な喫煙時間、 喫煙所の近くの売店でパディントン・ベアーとか売っていると懐かしく、今回の目的とは無関係なのに、 「ちょっと買っちゃう?」とか妙な感慨・・・(買ってはないけど)。
4月30日
昨日トレド行きのツアーに参加していたご夫婦で、なかなか素敵なカップルがいた。「大変失礼ですが、、、
その靴めちゃくちゃかわいーじゃないですか!!」と私が話しかけたご夫婦で。
こっちで買ったんですかと尋ねたら、東京で買ったとのこと。すごくいい雰囲気のご夫婦でした。小柄な
感じ、でもオシャレで手をつないだ雰囲気がいい。他のご夫婦も仲は良さそうだったけど、ちょっと違う。
“私たちも旅先だから手をつなぎましょう”という、ぎこちなさ、とか、オンナの性とか感じてしまうから。
私は夫婦というものに根本的に幻滅しているんだろう。
もうすぐ私は○○歳になる。
昨年の旅行のときはシングル・マザーを目指していたけど、今は結局一生子供のない人生かもしれないと、
少し覚悟し始めている。
悲しいコトだと思うのだけど、できれば、自分を見失わず、ひねたりせずにしっかりしていたいものだと
思う。ひとりのメリット・デメリットってよく考えるんだけど、子供を持てなかった自分の人生を
ひらきなおるのは、やめよう。
それにしても、観光したり、フラメンコ観たり、闘牛観たり、ビール呑んだり、ステーキ食べたりして
非常に充実した旅行でありました。
・・・実はフラメンコは私の想像していた雰囲気じゃなく、「赤と黒」というよりも「白とミドリ」みたいな、
なんだか妙に明るい感じで残念だったんだけど。。。
マドリッドで闘牛ツアーにご一緒したご夫婦がパエリア食べに行くのに誘ってくれて、ひとりじゃとても
食べられない(食べきれないし)筈だったパエリアを食べることもできました。
プラド美術館からぶらぶら歩いてきたら、スペイン人のご夫婦に話しかけられなんだか道を聞かれている みたい。「なぜ?モロ日本人またはなんちゃって中国人の私に!?」と思い「
I can't speak Spanish, sorry... 」と、、、5mほど歩いて気がついた。マドリッドからは列車で移動。お腹が空いたけどメニューを見ても何がなんだかさっぱりわからない。 読めたのは「サンドイッチ」だけ。そして人がビールを買ったからビールがあることがやっとわかる (ビールは全世界で「ビール」なんだと思い込んでいた私が間違ってました・・・)。 そんな状況の中、つくづく思いました。「好き嫌いがなくてよかったな〜」と。なんたって、自分で注文 しながら何が出てくるかわからないんだから。そのときは結局ハムとチーズのサンドイッチだった。 「パン、チンしてくれてよかった・・・」とか思いながら完食っつーことで。
5月1日
バルセロナのホテル、
RIALTO
に到着ー!! 迷路みたいなホテルで、
古くて雰囲気が素敵。部屋に入ってあら、びっくり。せまいーーーーーーーー!ベッドいっこでいっぱいの
部屋だよ。マドリッドの半分どころじゃない、4分の1くらい??
でも、隠れ家みたいでかっこいい。木の色だし。・・・という訳で、お腹はいっぱい、よく寝たし買い物に
行くかなぁー。・・・のど渇いた。灰皿があってうれしいな。お掃除のおねえさんもやさしそう。。。
サグラダファミリアにはエレベーターもあります、とは言われたけれど「自分の足で登るに決まってる!」と、 るんるん歩き始める。 途端・・・そうです、私は重度の高所恐怖症です。あれはやばかった。足はガクガク、 平衡感覚はなくなるし、胃はひきつって、マジでめまいで転げ落ちるか、吐くかしちゃうと思った。。。 しかし、両手を踏ん張り深呼吸を繰り返し、なんとか無事生還。神のご加護ですね。。。
誕生日当日は、バルセロナの市場で皮を剥かれたウサギちゃんや子ヤギちゃんを見たり、
靴屋さんを徘徊、ガイドさんとお揃いのカンペールの靴買ったり(買い物病を世界に広める私であった・・・)、
そしてなんだか素敵なレストランでまたもやおいしいステーキとなんとかいうシャンパンみたいなの
(名前忘れてしまった・・・@@;)飲んで、近年稀に見るイカシた誕生日でした。
酒井さん、どうもありがとう!!
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スペインの空は青い。日陰と日向の気温がすごく違う。日陰は長袖のジャケットが欲しくて日向は水着で
いいって感じ。闘牛はなんだか楽しい。他の日本人の中には「もう絶対見ない」という人もいたんだけど、
私はラッキーなことにチョー闘牛フリーク的なガイドさんと隣に座っていたせいもあり、よくわかったし
存分に楽しんでしまいました。。。(かわいそうという気持ちはわかるけど)
バルセロナは、街をおしゃれな人がたくさんたくさん歩いている。みんな素敵な靴を履いて歩いている。
お店が軒並み休みの日でも、靴屋さんのウィンドウを必ず人がのぞいている。
スペインのハムはしょっぱい。それからなんたってステーキがめちゃくちゃうまい!本当に本当にこれが
うまい!!!あー、思い出すとあのステーキが食べたくてたまらないー!!!
スペインのタクシーは英語が通じない(日本もか?)。着いていきなりのタクシー運転手さんは「明日の
午後、ふたりでコーヒー飲もう」と片言で言っていたが・・・(ごめんなさい!忘れてました)。
ここまでコトバが通じないのに、一緒にコーヒー飲んだらつらくない!?と心の中では当然考えていた
けれど。。。
結局靴は4足買ってきました(1足はお土産)。別に靴を買いに行ったという訳でもないのだが、
靴フェチにはたまらない街だったということなのです。本当はもう1足どうしても欲しい靴があったんだけど、
なに分トランクに入らんもんね。。。箱だってバラしてなんとか詰めてきた位 (^^;
---帰国後、ネットでその1足を発注する、、、便利といえば便利な世の中だ。。。
5月2日
カテドラルの前でツアー解散時、「スリだけ気をつければ大丈夫なんですよ」と言ったガイドさん、
「あなたみたいなのはダイジョーブ」って、をいをい・・・。もういっこ、「よっぽと常軌を逸した人が
いない限り」・・・を聞き、グリーンの靴を買ったとき“これは!!!?”とちょっと不安になった。
私の買い物はビョーーーキです。知ってるさ、あーそーさ、ビョーキなんですよ。でも、世の中に素敵な
靴があったら、その素敵さに気づいたヒトが履かなくちゃ。・・・と言いながら買うだけで履いてなかった、、、
ゴメンナサイ。
でもねー、観光立国の不思議を発見したよ。
VOGUE
と同じ靴が違うタグで売ってんだ。
私が買ったグリーンの靴も、グリーンはなかったけど同じ型は違うタグで売っていた・・・。
「靴に恋して」みたいに若い靴デザイナー志望がきっといて、そのデザインなんだ。ガンバレ!!
明日あと一日で帰らなきゃならない。明日は誕生日。誰にもおめでとうと言われないところへ逃げてきた。 誰にもおめでとうと言われないから逃げてきた。スペインの神様、私を受け入れてくれてありがとう・・・。
実は来月グアムへ行く・・・たぶん。 というのは、テニスのカップルが前にサイパンへ行った楽しさが
忘れられず、みんなを誘っていたんだね。まあ、当初は「いいね、行こう行こう」と誰もが言うものだけど、
しかし実際に行くのは私くらいなもんだろう、、、とか思い、それにしたって、カップルにひとりでつい
てったらものすごく空しくないか!?と思ったものでそれをふたりに伝えたら、もうひとり本当に行く気に
なっている人がいるということだったので、「それじゃー行きますか」ということになったんだね。
一度は居酒屋でガイドブック片手に企画で盛り上がったんだけど、それから全然テニスでも行き会わなく
なってしまったんだな。ときどき「また打ち合わせしようね」メールが来るけれど、、、本当に行くんだか、
ちょっと近頃心配。。。
それにしたって、やっぱり旅はいい。どこに行ってもそう思う。
今度はどこへ行こうかな〜。