MURMUR

 

2006.01.15 (SUN.)

 

ラブレター

 

またしても長々とホッタラカシにしていたら、また一日や二日しか書かない内に一年が終わってしまったでは ないの。いやはや・・・。
2005 年は何があったかな。 とりあえず就職してみたな。一年間そこで働いたな。一応今もそこの社員だな。
それからベトナムヘ行った。ベトナムってすごい旅行しやすい国だ。ひとりで歩いてても平気。雑貨屋さんも レストランも楽しかった。もう雑貨天国!帰国するときは飛行機搭乗前、トランク重量オーバーでその場で 開いて荷物を何度も取り出しては計り直す、というえらい目にあってしまった。今までも買い物はたくさん したけどそんなこと初めて・・・

ところで、そろそろ今年はどこへ行こうかと考え始めているんだけど、つい先日カーリー(ヒンズー教の 神様のひとり)の画像がないかな〜と思って、「ヒンズー カーリー」でサーチしたところ、自分の日記が 4番目くらいにヒットしていてびっくりしちゃった。思ってもみなかったです・・・。

昨年もジンさん命!の日々だったけど、ジンさんの躁鬱は激しくなる一方で、ソウ状態のときは公然と 「肩もめ!」とか「触らせろ」とか「あいつとヤッたんだろう」とか大騒ぎしつつ、ウツになると 「周りの人にいろいろ言われるのはお前のせいだ」と私ひとりに断言してしまう感じで、私は私であまり健全な 精神を持ちあわせていないために、それでも、またはそれだからこそ?なんとか踏ん張ろうとしてはみるものの 凍結状態となっています。。。

そんな折、私を包んであげようと名乗り出たヒトがいました。「お前は小さな鷹でいつも爪を出しているが、 俺は大きな鳩だから甘えてよい」と。。。
実際彼は大きな鳩で、私がどんなに爪を出しても牙を剥いてもやさしく笑っていました。「逢いたい」と 毎日必ず言ってくれるし、「かわいい」だとか、甘い言葉も何度も何度も言ってくれます。  しかし問題は、彼には「本業」があるということでした。帰る場所があるという・・・。
私はオンナとして、酒も呑むし煙草も吸うし、髪はストレートじゃないし、セカンド・カーにはもってこい だろうと思うの。今日も家族で食事に行って、全然もう忘れていたのに、もしもと婚約者が家族でそこに 居合わせたとしたら、その妻は非常にオーソドックスな妻であろうと思い、そのときには私は私で何も嘘を つかず、私の道を歩いているとは言うものの、もしかしてものすごくミジメな気持ちになっちゃうんじゃない のかな〜と、全然本当は行き会いもしないのに想像してコワくなってしまった。

先日の金曜日、大きな鳩に無理やり私の大好きなフランス料理へ連れて行ってもらい、しかもその店が私は 気に入らず多少の文句を言い、そのあとふたりでカラオケしてもりあがり、たまたま駅で行き会った 会社のヒトを「無能」と私は呼んで、 ・・・次の土曜日の朝、「メールもできない」と連絡がただありました。 立場的には言われたとおりにメールもできず、何が起こったのか確認する術もない。せっかくご馳走した フレンチにケチをつけるようなオンナに腹をたてたのかもしれないし、駅のオヤジを「無能」呼ばわりしたから 嫌いになったのかもしれず、または帰るべき場所に二人の友情が発覚したかもしれず・・・。

以前、その彼の帰るべき場所であるヒトに私の存在が発覚してしまったことがあった。その日、 彼からは何も連絡がなくて代わりにその帰るべき場所であるヒトから何度か電話がきた。
彼女の言ってることは直訳(趙訳?)すると、「ふたりで歩んできた苦労は独り者にはわかりません!」と いうことであって、まったくもってそのとおりだと思いますけれども、実際問題そのときは「私に言うなよ」 と思った訳で・・・。
そのときに本当はかなり真剣に悟ったはずなのだ。このヒトは鳩だなんだと言いながら、危うくなれば 「悪いオンナに騙された」と保身に走っているんだと。日頃は「俺は大きな鳩だから、でもいつか俺の背中を 踏み台にして大きく羽ばたいて幸せになれよ」と言いながら、そうなれば「俺は知らない」と 叩き落とすんだって。。。

とにかく、ジンさんには「いろいろ言われるのは私のせいじゃねーだろぉ!」とも言えないし、 大きな鳩さんには「全てを捨てて私を選んで」とか思えないし、結局のところ今までと何も変わらない 半神な私がただぽつねんといるだけ?な新年です。。。