MURMUR
2005.04.14 (.)
書を捨てよ、町へ出よう
再就職しても、連休にはまたどこかへ旅しようと思っていた。思ってはいたけど、とりあえず どうしても行きたいところへは行ったし、全然だらだらと過ごす日がなくて連休めいっぱい活動しても つらいとも考え、もう一度行きたい場所へ行くには現在の仕事で取れる休みは短かすぎ、 さてどうしよう、と思い悩んで今に至る。。。
しかし、結局とりあえず今日問い合わせしてみました。どこへ行くかという点でもずっと悩んでいたものの、
テニスも全くしなくなってしまった今日この頃、太陽を浴びねばどうにもなるまい、ということだけは
自分自身勝手に感じていたことなので、数日前まで第一候補はなんとなくセブ島だったが、
結局ニャチャンへ行こうと思ってます。
通勤に片道一時間近くを要し、先週父親が亡くなったので元愛犬の散歩のために毎朝5時に起きている。
帰宅後は「寝なきゃ、寝なきゃ」というプレッシャーからつまみを食べすぎ、後悔の毎日。これで
果たして水着が着られるものなのか・・・。
もう結構前になるが、とうに縁の切れたと思われたコックさんから電話とかメールがあって、無職のオンナに
「小遣いくれ」と言いまくれるキャラだけあって、浮浪の生活しながら「何か食わして」と臆面もなく言う
五体満足なイイ大人・・・。 で、ちょっと薄気味悪くなったりしたのだが、結局のところ
「関係ございません。」とお断りした訳で。
そのときにひどく私が落ち込んだのは、ジンさんの営業も踏まえ、世間(?)が私を
“今まで誰にも相手にされなかった年増の孤独なオンナ”と思い、利用しようと考えているのでは
ないか、ということだった。それに思い至ればかなり空しく、自分が随分情けなく思えてブルーに
なったものです。これでも若い頃は多少モテたのよ〜(^^;;;
実際特にスバラシイ出会いがある訳でなく、特に期待をしている訳でもなく、全く全然ムラムラしたり
セコセコする気にはなれないのだが、随分前から「シングル・マザー」という発想に着目しておりました。
おねいちゃんは激推奨! かなり古臭いところがあるくせに、やはり彼女にそこまで推奨させるには
「子供」というものにはそれはそれはものすごい要因があるのだろうと思う。
職場の先輩(結構年配の子供が自立しちゃった女性)は、「子供なんて手が離れればつまらない」「いらない」
「子供なんてやめろ」とまで断言していて、私的にはそんな話は初耳だったので結構驚いた。驚くとともに
「この人は幸せな伴侶と暮らしているのだなぁ」と、羨ましいというよりかなり変に感じてしまったもんだ。
まぁ、その話のあとも「シングル・マザー」計画は心の半分でうずうずとし続けているのだが、
現実問題としてここまで勝手きままに生きている私が子供を育てることができるかどうかが問題で、
その心の半分と残りの半分で日夜戦いが繰り広げられているのであった。
今日の新聞でフィリピン女性(シングル)が産んだ子供(日本人父が認知済み)の、日本国籍が認められた
件が掲載されていたが、そんなものは当たり前だと思った。
それを“認められる訳がない”なんぞと言うじいさんは、きっとその母親が父親に殴られても蹴られても
“耐える美徳”に支えられてきた古い日本の悪習に染まってしまったさぞかし悲しいヒトなんだろう、と
思い込む私の偏見も甚だしいと言えばそんな気もするが・・・。
「シングル・マザー」別名「私生児」?の母子が母子家庭と認められたのはつい最近で、
精子バンクで子供をつくれば、「精子バンクは夫婦のためにある!」なんて言っちゃうような国だったりする、
恐るべし“にっぽん”!!!
桜の季節で思うには、以前は「あっちの桜」「こっちの桜」とロマンチックに花見にでかけた頃がある。
デートである。そう思い始めると、かわいいレストランなんかで食事することもほとんどなくなった。
かわいくなくても「肉が喰いて〜」(※注.兎烏は肉が大好き)と思い立って焼肉屋に行くこともない。
結局自分は大して食べないのでイマイチ盛り上がらないのだが・・・。
でもデートって楽しいよね。 今なんて服買いまくっても着ていくところないし、なんかかなり
空しいゼ。。。
このゴールデン・ウィークはとにかくリラックスだ。今まで「どーしよーかなー」と思っていたのが
嘘のように、問い合わせさえしてしまえばなんのことはない、「考えてる時間がムダ」という
気になってしまった。
太陽浴びよう!ビール呑んでジリジリ太陽に焦げよう!!タイトルに反するがジリジリ焦げながら
存分に本を読もう!!!
そうしてこの先延々と続く自分の孤独と、ただ老いていく人生を 消化していこう。
「ひとり」というのは、家庭を持っている人々が言ってみせるほどに素敵なものではないのだが、
子供を持っている人々が言うほどに素敵なものではないのだが、
昔の自分のように、人と会わないことを祈りながら布団に隠れているのもまた素敵とは言い難い。
だから、ひとりで町へ出ようと思う。割り切れてはいない。でも
ひとりで旅に出ようと思う。今までの旅も、これからの旅もすばらしいに違いない。
ちなみに私も「ひとり」のメリットは重々承知してはいるものの、「ひとりではない」デメリットも
なんとなく想像し、理解しようとしている孤独な人間的な訳で、にも関わらず
「ひとり者は好きなときにいつでも旅行できていいよね〜」とか素直にただ思われてしまうと、
寂しいものがあるなぁ。じゃあすぐ離婚してあこがれの(?)ひとり者になって好きなところへ旅してくだ
さい と言うのも喧嘩腰のようでイケナイけれども。。。