MURMUR
2005.02.06 (SUN.)
AFRAID
最近再々就職しました。安い・臭い・ダサイのアンマリなところだけど、ジンさんの住んでる町。
そんな理由でひと月経った。いいんでしょうか、、、兎烏丸です。
ちなみに大概書き初めはこの「兎烏丸です」がつくけど、近頃の芸人さんにもいるよね。。。(^^;
昨日はテニス・クラブの若手で新年会があった。めずらしくジンさんも参加。
・・・しかし!またもや私は記憶喪失。別の人格に入れ替わっていたようだ。。。最近またそんなことが
多い気がするワ・・・。
行くときジンさんと一緒に行った。一緒に歩きながら「こうやって歩いてると恋人同士みたいだねー」と
言うけれど、でもそれはジンさんの私イヂメの一環なのだ。直後、絶対にくっつくことはあり得ない、と
夜の繁華街(?)に声を響かせるための前振り。
店に着いてからもちろん隣りに座る。一見するとめちゃめちゃ明るいけど、実は異様に気難しいのです。
隣りに座れるだけ一応ある意味 気を許してくれているのかもしれない。
躁鬱だということも、稀にしか話さないけど私には言ってくれる。だから好きじゃなくても「トモダチ」
ではあると思う。かすかな望み。。。
呑み始めた頃、ジンさんのフィリピン関連おともだちから電話が入った。「今も隣りにオレのことを好きな
バカなオンナがいる」というようなことを話していた。私も喋った。それからその電話で何を
話していたのか、フィリピン・パブのお勧めは、というような話をしていたと思うのだけど、途中で
私の目を見て「決めた」と言った。夢見がちなかつての少女である私が、その突然の「決めた」にハイに
なったことは想像に難くないでしょう。ハハハ。
それから間もなくジンさんは同席していた女性にべたべたしだし、私イヂメに本腰を入れだした。
周りの青年たちは「バカ、やめろ」と私のジンさん中毒を心配し、私はジンさんのイヂメに負けない
イカシた大人ぶりを見せようと冷静に(!?)呑み続けて結果、プッツリとキレてしまった訳で。。。
朝、無事家で目が醒めていつものように記憶のなさに困惑し、迎え酒をあおりながらジンさんにメールを
入れる。なんとか普通に返事が来た。 ・・・までは良かったのだけど、今日も試合のジンさんに
「応援行こうかな」と言ったのが始まりでまたおかしくなってしまったわ。その一言が気難しくも
ナーバスなジンさんの神経に触れてしまったようで。。。
が、「私のこと嫌いなんでしょう」とカマをかける朝からビール呑みまくりな私は、とりあえず
自分の砂の城をキープする。そしてまた寝た。。。
近頃非常に自分の今後の孤独について恐れを抱いている。一生の孤独。何年生きるかわからないけど、
以外に人生は続いてしまうものだと既に学習している。月を見て、太陽を見てもこれからずっと
独りかもしれないという寒々しさが襲ってくる。夜が明けるとき、太陽が沈むとき、
とてもやりきれなくなる。一時間近くかかる会社帰りに夜景を見る度、「あの夜景には人がいるのだ」と
思うとつらくなる。
それでも誰も愛せない自分であったときよりも、全く相手にされていないけれどもジンさんのことを
考える時間があるだけまだマシかもしれない。
そういえば以前にも思ったことだけど、私があなたを抱きしめてあげる、と今でも思う。
私があなたを抱きしめていてあげられると。それなのに、現実には私が抱きしめることを彼は許さず
私もあなたも結局孤独なままなのだ。人生はなんて理不尽なんだろう。。。
ひとりのメリットは確かにある。好きなときに好きな場所へ行き、高い服を着て思いついたらバッグや
靴を買う。朝からビールを呑み、休みの日には寝坊して好きな時間にテニスへ出かける。高いシャンプーで
髪を洗って、仕事は残業もし放題。それでも、代価は払うのだ。高い代価を。
高い買い物ついでに孤独という大きな代償を払うことになる。独り。独り。独り。孤独は恐ろしい。
今現在の孤独もそれはつらいけれど、今襲われているのはこれからの孤独。ずっと、ずっとこれから
長い孤独が続くのだという恐怖。
明日も明後日も、3年後も5年後も、、、恐ろしくてたまらない。
近頃振り返ってみれば鬱らしい鬱には陥っていない。諦めと抗いがごちゃまぜになりながら
なんとか誤魔化してやり過ごしている状態。
ジンさんの鬱が心配だ。自分が鬱なら鬱なだけ。大切な人がつらい気持ちでいるのは耐え難い。
そしてできることは何もない。私にできることは何もない。
かつてまだ若い頃には
You are not alone.
と
DAVID BOWIE
も言ってくれたが、
今そばに居てくれるのは猫とひそやかな時間だけ。そしてあとは孤独だけ。どうしようもない、
そんな気持ち。私は怖い。