MURMUR

 

2000.09.06 (WED.)

 

秋はすぐそこ

 

最近仕事のストレスがたまってきて、忙しいとかそういうことよりも自分が新米で、未だ右も左も 把握できないことにイライラしているみたい。ちゃぶ台ひっくり返して 「わかんねーんだよおぉぉぉぉーっっっ!!」とか叫んで床に仰向けに寝っ転がってジタバタして、 だーっと走り去ってしまいたい衝動に常々かられている。そしてそんな衝動に従うことはもちろんなく、 裏腹に非常に無口になんとなく仕事して、度々一服しに部屋を出て、煙を吐きながら「今すぐどこかへ消えて しまいたい」と切に思うのだった。

消えてしまったらハルちゃんに会えないな〜などと思いながらも、例え毎日会っていても何ら進展がある 訳じゃなし・・・と正気になって、どこへ行こうか考え始めてやっぱり南がよかろうか、寒くても欧州が よかろうか、とか気分転換し始めるが「あ、こんなに席に戻らなきゃ叱られちゃう」と結局現実だったりする。

今まで好きと思えば好きと、とりあえずは口にしていたような気がするけれど、今はどうしようもない ように感じている。「こんなに好きなのにサ」と言ってはいるがこれは今までにも毎日のように言い続けた 挨拶の延長に聞こえざるを得ないし、ハルちゃんはすかさず「俺はき・ら・い」と言い返す。 この頃では今まで私の言う「好き」と同様に挨拶だったそのコトバも、きっと本当にそうなんだろう、と思う。 思ってしまうと挨拶としてさえ「好き」と言うことができなくなってきた。その上コザルがまた真似をして、 ハルちゃんと目があった途端に赤くなったりしたのを目撃してしまった。私は私であって、何かになりたい こともあるし、何かになりたくないこともあるけど、どこかしかはやっぱり私は私なのに、何故コザルには わからないのだろう。輪のピアスが好きなのが私なら、ラケットをまわす癖があるのも私だし、 その時頭痛がしたのも私、三歩あるいたら忘れるのも私、ハルちゃんを好きなのも私なのに、何故コザルは 端から何もかも真似をするんだろう。そうすると私はイラついて、もともと私だった筈なのに違うことを しようと自分を曲げて努力しかけて、「あれ?」ということになったりするんだ。

もうすぐ私の人間椅子(なんのこっちゃ)が結婚するらしい。s○さんはたぶん今もがんばって ゴール・インを目指しているだろう。素敵な人は素敵なまま、無責任な人は無責任なままに時間を費やして いるだろう。どれもこれも消えはしないのも不思議だな。哀しかったり、ぎくりとしたり、どきどきしたりする のは変わらない。何も結末を経ていないからかもしれない。自分の中での終わりというのはムズカシイ。

だけど、そんな風になんとなくだとしても、はっきりにしても、ハルちゃんのことはもしも決着がついたら かなり立ち直りが難しく思うのよ。「s○さんがいなくなったからって、俺んとこ来るなよ」とハルちゃんは 言って、誰も本気にしてなかったことなのに本気だったことわかってるんだと思ったのも事実だけど、 だからと言って今私がホントにハルちゃんのことを好きだって、どうにもならないものはならないって、 たぶん感情の赴くままの私でも今はそう思っているから言えない。できることが何もない。

もうすぐ秋だ。物悲しい季節だ。せめて休んで一日中ぼけ〜っとしたいなぁ・・・・・・。